ICLについて

ICLは、眼内コンタクトレンズ治療、フェイキックIOL、有水晶体眼内レンズなどと呼ばれ、特殊なレンズを眼内に移植する手術です。移植した後はコンタクトレンズのように毎日のケアを行う必要が無く、元に戻すことやレンズを変更することもできるため、LASIKに代わる新しい近視・乱視矯正治療として注目されています。『せきむかい眼科クリニック』は、2017年にスター・ジャパン社より技術認定を受け、ICL手術を開始しました。icl-image1
適応となるのは、18歳以上の方です。老眼に対応する多焦点タイプのレンズが新たに登場したため、適応年齢の上限も広がりました。
矯正方法の違いから、眼鏡よりも鮮やかな見え方が期待できます。
角膜を削ってしまうことが無いため、術後のドライアイが少なく、また、いつでも取り出して元の眼に戻すことができる点も、LASIKより優れています。

ICLは虹彩の後ろ側に移植するので外からは見えません。レンズが眼の中にあると自覚したり、異物感を感じたりすることはありません。また基本的にレンズは、移植後、眼の中で動いたりずれたりすることはありません。ソフトコンタクトレンズに類似した、水分を含有した柔らかい素材で、生体適合性が高く、無色透明で紫外線をカットする効果があり、経年変化で破れたり変性したりすることがなく安定しています。もし将来別の治療等のため不要になれば、手術で取り出し元の眼に戻すことが可能です。

ICLは、中等度から強度の近視まで様々な強度の近視と乱視に対応しています。矯正方法の違いから、LASIKや眼鏡よりもすっきり鮮やかな見え方が期待できます。適応は下記の通りです。

適応

・原則、18歳以上
・中等度から強度の近視(度数約-3Dから-18D位まで)
・乱視が約4.5Dまで
・過去1年の近視の度数が安定して変動が0.5D以内であること
・ドライアイにならない近視矯正手術を望んでいること

不適応

・妊娠中、或いは授乳期間中の女性
・眼の隅角と呼ばれる部分が狭い方

日帰り手術で、手術自体は約15分程度で終了します。麻酔は点眼で行い注射を使用しません。怖さを軽減する効果のある「低濃度笑気麻酔」も追加できます。術後は1時間程度休憩して頂いた後、安全確認の検査を行います。『せきむかい眼科クリニック』では、翌朝まで眼帯をして頂ける片眼ずつの手術(反対眼は翌日可能)を推奨しておりますが、両眼同時手術にも対応しています。
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費用について

『せきむかい眼科クリニック』では、下記のレンズを取り扱っています。

商品名 素材 認可 片眼料金※ 乱視矯正 社名
KS-AquaPORT コラマー 厚労省 300,000円 +30,000円 STAAR(アメリカ)
アイクリル アクリル EU※ 250,000円 +30,000円 biotech(スイス)
IPCL アクリル EU※ 220,000円 +30,000円 EyeOL(イギリス)
IPCLD(多焦点)※ 270,000円 +30,000円

※アクリル製レンズは厚生労働省未認可ですが、CEマーク(EU全加盟国承認の証)を取得しています。
※料金には、術後3か月間の定期検査費用を含みます。
※IPCLDは近方も見えやすくしたタイプです。40歳以上の方で、老眼にお困りの方に推奨しています。

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